Waitlist対策

そろそろ1st Roundの結果が出る頃だ。僕が所属しているGSBのアドミッションオフィスも今は連日、アドミッションコミッティーを開いているみたいで日々、合格、不合格の判断がされている模様。じゃー、そう白黒はっきりつかず、その中間、即ちウェイトになってしまった場合はどうすれば良いのだろう？自慢ではないが、僕は（不名誉な事に）3校からウェイトリストをくらい、その内2勝1敗というまずまずの成績を上げているので、ウェイトリスト対策についてはちょっと語れるものを持っている（と思っている）。なので、今回は不幸にも（落ちていない分、幸運にも）ウェイトリストになってしまった方々の為の対策集。

 

原則その１：結果がでるまで決して諦めるな

ウェイトリストは本当に幸運にも不合格ではなかったのだから、結果が出るまでは決して諦めてはいけない。諦めた時点で負け。

 

原則その２：自分が考えられる全ての施策を打つべし（これは特に精神衛生上、すごく重要）

その上で自分が考えられる全ての施策、例えば追加エッセイだとか、推薦状とか、再度のキャンパスビジット等々、を行うべき。ありとあらゆる手を打ち、最終的に合格であればハッピーだし、最悪、不合格でもあそこまでしたのだから、と割り切れられる。最悪なのは、あれもすれば良かった…、と思いながら不合格になること。逆に、もう何もせずにこのまま待とう、と割り切れるのであれば、何もしなくても良い。結果として、どちらのタイプも受かる可能性がある為。

 

原則その３：但し、ルールに従う事は重要

学校それぞれにウェイトになった時のルールがあるので、それは決して破ってはならない。例えばHBSはウェイト後、全く追加書類は受け付けないが、GSBなどは何でも来い！という感じで温かく受け止めてくれる。このルールを守るのは重要で、破ってしまうと逆にネガティブな印象を与える事に注意。

 

具体的な施策レベルで見ていく。では実際に僕がやった事は…、

 

１）追加エッセイ

王道なのは追加でエッセイを書く事。その学校にない質問で、他校で答えたエッセイ等を上手く活用し、なるべく自分の違った側面を見せれるエッセイを追加で出す。または、アプライをした時点から、ウェイトの結果が出る迄に仕事上で追加で達成した事や、プロモーション（昇給・昇進）等、良い変化があった事を伝えるのも効果的だと思う。

 

２）追加推薦状

各校2～3通の推薦状を出すのが通常だが、それ以外の上司や知り合いで推薦状を書いて貰えるようであれば、追加で書いて貰って出す。これも、エッセイと同様、自分の違った側面を強調できると効果的。もしアプライした学校の卒業生で知り合いがいるのであれば、恥を偲んで推薦状のお願いをしてみるべき。各校とも自校の卒業生からの推薦状はより信頼性が高いと見る傾向がある為、これは更に有効。ただ、一方でここで注意すべきはその学校の卒業生に推薦状を書いて貰うと、その学校に対するかなりのコミットを示す必要があるので（推薦状を書いてもらって繰上げで合格をしたのに、最後は行かないという選択をした場合井）、この辺はExpectation Managementをしっかり行う事。

 

３）日本で卒業生に会う

まだ会った事がない卒業生に追加でどんどん会って、話を聞く。それは自分の中でもっとその学校を知るという意味でも有効だし、もっと言うと、その会った内容を実際に追加エッセイに盛り込んでいく。これは、「ウェイトになっても引き続き卒業生に会って、学校を知ろうと努力している」というのをアピールできる為。更に言うと、ベストなのはその方に追加で推薦状を書いて貰う。全く知らない赤の他人であれば、難しいかもしれないが、同じ会社、知り合いの知り合い等、何かしらの接点があれば、頼んでみる価値はあるかも。

 

４）キャンパスビジット

最後の手段はキャンパスビジット。僕の場合はウェイトになってから、再度ビジットをしたところもある。これは本当に時間とお金に余裕がないとできない。しかし、只単に行っても意味がないので、必ずアドミッションの人間とキャンパスで会い、自分宣伝用のネタを仕込んでおく事。

 

他にも追加でできる事はあるかもしれないが、後はその人の想像力次第。これだけ頑張ってもダメな時はダメだし、逆に何もしていない人が繰り上げで受かる事もあるので、歯痒い感覚は否めない。只、原則その２に戻って、自分で考えられる全ての施策を打っておけば、後はさっぱりとした気持ちで結果を受け止めることができるはず。

 

本当であればウェイトではなく、すんなり受かる事を願っているが、万が一、ウェイトとなってしまった方々の為の参考までに記録しておく。