SSブログ

学び足りない気分 [7-3 MBA留学中:School]

6月15日に無事にChicago GSBを卒業した。日本に帰国する前にと思って、現在、メキシコはカンクンに来ている。先日、書いた、卒業する気になれない原因についてその後も考えていたのだが、もう1つ分かったので、記録に残しておく。
と言うか、先日、卒業式を迎えて分かった事だ。卒業式は1人1人に証書が渡され、シカゴ大学らしく荘厳で重々しいものだったが、何となく呆気なく終わってしまって拍子抜けをした。その後、たくさんの友人たちと別れの挨拶をし、写真を撮り、などをして、いや、本当に卒業するんだと感慨深かったのだが、同時に、もっと色々な事をやっていれば良かったなあ、と感じている自分がいた。

GSBに来て以来、この1分1秒と言う時間と、GSB、シカゴと言う都市のリソースを1つ足りとも無駄をしたくなくて、自分でも良くできたなあ、と思うぐらい色々な活動に首を突っ込んできたが、それでもまだ、何かをミスしている気になるのだ。これは多分に取った授業による。GSBは他校と違って21科目履修すれば卒業できてしまう。他校の友人と比べるとこの21と言うのはとても少ない数字なんだが(他校は25とか27とか)、こんな少なくて良いんだろうか?他の学校に行った学生が学んでいることで自分が学んでいない事って何があるのだろうか?もちろん、GSBではその理由もあって、学生は履修していないコースを良く聴講するのだが、僕は他の活動がありすぎて、この聴講も殆どしていない。

実際、取りたいと思って取れなかった授業が実は何個かあって、特にOrganizational Behavior系が余り取れなかったのをちょっと後悔している。

後は卒業までに3つの授業をオフィシャルに無料で取れるのだが、それも結局、何も取らなかった事も後悔だなあ。いや、最終学期にもう1つでも2つでも授業を取っていたらNVCもあって、絶対に回っていなかった事は目に見えているのだが、それでもその”機会”を利用しなかった自分に悔しい。

もちろん、21科目と言うのは逆に言えば、少ない科目をじっくり学ぶ事に繋がり、数は多いと言うのは必ずしも良いとは言えない。また、可能性としてあるのは、1つ1つの授業がカバーする範囲が広くてコースの数は21だが、カバーしている範囲は他校の27に匹敵すると言うのもある。実際のところは知らないけど。なので、必ずしも授業が少ない事を学んだ事が少ないと決め付ける理由はどこにもない。

また、以前、お世話になったBCGの人が言っていたのだが、経営の基本の1つは”何をするか”、ではなくて、”何をしないか”、なのだそうだ。言い換えれば、限られた時間の中でやらない事をはっきり決めて、やるべき事だけにフォーカスして徹底的にやると言う事だ。これはまさしく自分がGSBでやってきた事で、授業・活動を好きなExperiential LearningとEntrepreneurship系に絞って、徹底してやってきた。この分野に関する授業・活動には全て参加してきた。にも拘わらず、何だか学び足りない気分になると言うのは、これは性格なのかも。どうも欲張りな様です。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

終わりと始まりシカゴ、残り3日 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。